(上級の日本語2)ブログ10:「伝奇劇」という中国の伝統芸能
世界中に、様々な伝統芸能があるけれども、中国の明の時代(めいの時代 -- Ming Dynasty)に人気になった「伝奇劇」(でんきげき -- Chuanqi Drama)が大変興味深い伝統芸能の一つだと思う。その劇は、14世紀に南中国の貴族(きぞく -- nobility)に楽しまれていた南戯(なんぎ -- Nanxi Plays)から発達された。「伝奇」に当たる普通な日本語の言葉は「不思議」なので、「伝奇劇」の名前の通りに、面白くて、不思議な物語である伝統芸能として知られている。愛、神々やお化け(おばけ -- ghost, monster)、戦争、ヒーロー、歴史的な行事など様々なテーマがあるが、明の時代に人間の感情(かんじょう -- emotion)を中心とした朱子学(しゅしがき -- Neo-Confucianism)が発達されたことによって、人気があるのは、愛の方だと言えるのではないだろうか。特に、唐仙祖(とうせんそ -- Tang Xianzu)が書いた「牡丹亭」(ぼたんてい -- The Peony Pavilion)は最も有名で、素晴らしい伝奇劇だと思われ、現在の中国人だけでなく、アメリカン人にも楽しまれている。 「伝奇劇」の女性のパフォーマー 「牡丹亭」は「柳夢梅」(りゅうむうばい -- Liu Mengmei)という若い学者と恋に落ちる「杜麗娘」(とれいじょう -- Du Liniang)というお嬢様(おじょうさま -- young, unmarried woman)について物語である。貴族の家に生まれた杜麗娘は、ある日、庭(にわ -- garden)で昼寝をしている間に、夢の中で、柳夢梅に会い、恋に落ちる。すると、母親に起こされ、それは夢なのに、柳夢梅への恋がますます強くなってしまい、柳夢梅を探そうと思った。しかし、杜麗娘は貴族のお嬢様であるため、出かけてはいけないことになり、恋が強ければ強いほど、悲しくなってしまった。そして、深い悲しみによって、病気になり、やがって(eventually)亡くなってしまった。彼女は柳夢梅の夢を見たあの庭で、お墓に入った。何年も後で、杜麗娘の夢を見た柳夢梅はお墓を見つけ、土(ど -- soil)から彼女の異体(いたい -- corpse)を取り出した。彼女に触る(さわる -...